先祖があって子供があり、子供があって先祖があるのです。
 分家初代の家庭で逆死が出た場合、子供だけの墓を建てられる家が大多数です。 しかし、先祖があっての分家です。先祖代々の戒名でのお祀りは本家の相続者がしますが、分家の方は先祖の報恩の意味からも供養塔をお建てになることをお勧めいたします。 供養塔をお建てになった家は家運が良くなっておられます。また、分家で子供が両親より早く亡くなられることは無いと思います。
 不幸にして分家墓を造らなかったため、お子さんが先に亡くなられた家は、必ず先祖の供養塔を建て、お子さんをお地蔵様でお祀りください。
日蓮宗の場合は観音様です。
 南無妙法蓮華経、または南無阿弥陀仏、五輪供養塔、地蔵尊は一種の供養塔であります。墓ではないのです。従ってその徳(供養塔の意)において家運が繁栄するのです。
 建てられた動機は、先祖があって、現在があり、皆、健康に生活していけるのも先祖のおかげと思われたからです。 無欲の心が大欲に通じたと思います。
 最初から徳も積まずに精神的な大欲で墓を建てられますと、無欲に通じていくと思います。お地蔵様は、「地」の蔵です。 大地はダイヤモンドも作物も採れる宝庫なのです。
 無欲の心でお祀りされた家で、不思議なことがありました。
 分家二代目の家ですが、右の上座に南無阿弥陀仏の供養塔、隣に初代の墓、子供の位置にお地蔵様がありました。 お墓を私有地に建てられたのですが、そこは約一万二千坪の広大な土地でした。昔、付近一帯は賽の河原と言われ、川だったところです。七百年前に堤防が築かれ、石砂で作物ができないので墓地にされたのです。ある時、隣の小山を広くするために、ブルドーザーで土地を平にならしていましたが、ブルドーザーが山に上がったときに、小石、砂ばかりなので仰向けにひっくり返ったのです。 砂利屋がその時びっくりして、各所でボーリングをした結果、付近一帯10m以上砂利で詰まっていることがわかりました。
戦後、石、砂を取りすぎたため、各河川から石、砂利の採取は禁止になっていました。当時はダイヤモンドならぬ石、砂利ブームになっていたのです。その土地からの砂利はトラック六万台分にも上ったとのことでした。今まで買われた土地の代金は砂利の販売だけで無料同然になりました。不思議なことですが、事実なのです。
 吉相墓の良い形が良い形を呼び、その積み重ねが良くなり、悪相は悪相を呼ぶ形が、衰亡の道をたどっていくのだと思います。 無欲は大欲を呼び、大欲は無欲に一直線に通じていきます。
 吉相の形の祀り方、または心の持ち方の一波は万波を呼び、万波は大きな一波となって家運が隆盛していくのだと思います。
 墓石建立は投資や投機ではありません。先祖の安息所であるとともに自分の安息所であり、子孫繁栄の相続の根となるものなのです。



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