現在では、親子が別居し、長男夫婦といえど一緒に生活されない家庭が非常に増えております。
 お墓もその通りの形のものが建ち出しました。明治以後、墓にて合祀する式は、供養する「形」より納骨所的な形になりました。先祖の「戒名」で供養されていた形から、「○○家之墓」のように表札式の墓を建てられるのをよく見受けるようになったのです。これは恐ろしいことです。
 先祖のお墓が現在の徳風会式のような小さいお墓であれば、その土地での財閥です。ところが隣に新しく○○家の大きな墓を建て、それを地上数十センチの土に据え付けされますと、新しい墓を建てられたときが最高となるのです。いかに財産があっても不思議なことに十五年位の間に急激に無くなってしまいます。また、急死、変死、病弱者などを呼びます。その墓で財が続けば、子供がありません。子供がなければ無財と同じです。
 墓地に次の世代の人が両親の墓を建立する未来地がなければ、その家庭では無論長男の相続はできません。長男が相続できない家で、長男がいらっしゃる家がありますが、墓から見れば不思議なことです。長男が相続できない形なのに、相続されますと、財が不思議になくなっております。
 私が今まで墓を見て、長男が相続できないのにしていらっしゃる家に変わった例がありました。
 戦前の話です。奈良の方で、戦地に行く時、輸送船が沈められたのです。 その方であるという遺骨が家に届き、葬式も出し、石碑もでき、籍も除籍になったのです。ところがその後無事に帰国されたのです。 これは一度死亡されたと見ていくのです。
先日家においでになった方も、
「私の家は、代々長男が相続できないので、親は私を産むとすぐに形ばかりの捨て子をしました。 親類の者が拾って家へ一度連れて帰り、また親のもとに戻したのです」とおっしゃいました。 また、気の優しい、女性的な人ですと長男であっても相続される場合があります。
 墓の通りに一緒に住めない形なのに、一緒に生活されるために、いろいろなことが起こるのです。
 墓の形の通り別居していらっしゃると、親子ともうまくいっていらっしゃいます。
 二度結婚する運命の方が一度で納めようとされるから苦労されるのであって、二度の形で結婚されますと、一度で幸福に生活していらっしゃいます。 一度親類、知人に籍だけ預けるとか、籍だけ養女に行かれると、二度の形になります。 また結納金を取り交わした後に破談になるのも、二度の形で見ていきます。
 師匠考案の吉相墓は、先祖の石碑をいろいろと調べられ、家族の調和が取れるように「石質、寸法、墓の序列、戒名、方向、地相」などで考えられて作られるため、無縁になる家は出ず、子孫代々幸福に継いで行くのだと思います。




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