お墓を見せていただく場合、まず最初に墓地内の墓の相をひととおり見てから判断していきます。なぜかと言うと、普通墓地内に木が生えていると病人がでると言いますが、墓地全体に木が生えている場合は病人がでないのです。墓地の中で一軒だけに木が生えているとその家に病人がでます。
 又、普通は土の上に墓石が建っていますが、墓地内にコンクリートや砂利や砂を入れると、竹谷先生が書かれた”先祖の祭祀と家庭運”の通りになります。全部砂地のところで砂地の上に墓を建てても墓相はその通りになりにくいのです。十人のうち十人とも美人であれば、誰が美人かわからないのと同じことなのです。
 京都の西、丹波亀岡地方には黒系統の堅い石を産出するところがあります。京都市内には百本のうち一本位の割合でこの石のお墓が建っています。

 丹波から出るこの石は、二年後に血のとんだような赤さびが出てきます。一つの墓地で百本のうち五十本以上この墓が建っていれば影響ないのですが、白色の石がたくさん建っている中にこの石碑が二、三本建っていると、この墓の家庭に不思議なことが起こります。石と家庭とどういう関係かわかりませんが、とにかく墓相の禍福がそのまま家庭にも禍福を呼び起こすのです。
 京都嵯峨の建築業者の方で、代々この丹波石で石碑を建てている方がいらっしゃいました。ところが棹石に図のような斑点が出ていたのです。あなたの家の墓に血がとんでいるのと一緒です。「電車に轢かれて変死する人が出ます」と申しましたら、「以前家の者が釈迦堂の奥の山から刈った薪を背負って踏み切りまで降りてきたのですが、大きな薪の束のせいで左右がよく見えず、電車にはねられて、腰から下を轢かれて死にました」とおっしゃいました。
 また、京都大徳寺総見院に、初めて徳風会の墓地ができたときのことです。
お寺さんが「檀家の墓を見てください」とおっしゃったので、一緒に見て回った中に、丹波石の赤さびの出ている墓がありました。
「お墓の周囲に石の塀のような垣がしてありますので、何か世間に隠さねばならぬことが起こります。女性に好かれる家で、電車にひかれて死ぬ人が出ます」と申しましたら、ご主人が鉄道に勤められており、線路を歩いていて電車にはねられて亡くなられたとのことでした。亡くなられてから奥さん以外の女性がお参りに来て、「なぜ先に死んだのです」と一時間ほど墓の前で泣いておられたそうです。
京都の西方、紅葉で有名な高尾のお寺さんにもこれと同じ石の墓がありました。
 お寺さんと一緒に墓地に行きますと、棹石全体に赤さびが出ていましたので、「血を噴いて変死する人が出ます」と申しましたら、その人は電線工事の方で、作業中電柱から落ち血みどろになって亡くなられたそうです。石に赤さびが出たらなぜそうなるのか科学では割り切れません。しかし、いつの日にか解明できるときが来ると思います。
 墓相に変死急死の相が現れていたのです。
 原因があるから結果があるのです。



(株)亘徳(こうとく)は、全国各地で定期的に開催される「お墓の相談会」(無料)を開催しております。 「 お墓の相談会」は、予約制となっております。ご希望の方は、(株)亘徳各支店、またはE-メールにて (株)亘徳までお申し込み下さい。 また、不明な点は、各支店またはE-メールにて、 お気軽にお尋ね下さいませ。


コピーライト