琵琶湖畔の静かな墓地に行ったときのことです。
 そのお墓は奥の方に先代の夫婦墓があり、その前に未婚で死んだ娘さんの墓がありました。
 その家は五代目なのですが、先祖の墓がありません。どうしたのかと聞きますと、
「私の家は、父母が一生懸命頑張って、一代で今日の財産を作ったので、感謝の気持ちで父母だけのお墓を建て、先祖は御仏壇で祀っています」
とのことです。従ってお墓は、亡くなったご両親(先代)と娘さんのものだけしかないのです。
 宗派は真宗で、石碑は二つとも徳風会式に建てられる形になっていますので財には恵まれますが、境界の石が無いため将来不動産でもめ事が起こる家なのです。 石碑が東北の鬼門にまともに向いていますので、遭難、変死の出る相です。
また、先代の石碑が娘さんの石碑の後ろに隠れる形になっていました。
「あなたの家は、世間に隠さねばならぬ娘さんがでますし、畳の上で死ねない女の方が出ます。 また目、手、足、指など片方の悪い人が出ます。そんな人があれば財産には恵まれるでしょう」
と申しましたら、
「前方の石碑に入っている娘は近所の男性と恋愛したのですが、私が許さなかったので琵琶湖で入水自殺してしまいました。 また次女は親の反対を押し切って恋愛結婚をして、家出してしまいました」
とのことです。
血統が良すぎるために片方づつ悪い人が出るのです。長男が相続できにくい墓にもかかわらず、長男が相続しているのです。 次の代の相続者も事故で手の指を切り落とされたそうです。
 不思議ですが墓のとおりに家庭がなっていくのです。



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