何万年もの間、人間はこの地球上で生と死を繰り返してまいりました。そして人間は墓というものを作りましたが、お墓の因縁ほど恐ろしいものはありません。
墓地の古い場所や、無縁になった墓を除けて自分の墓を建てる人がよくありますが、これは自分もまた無縁になりに行くようなものだと思います。因果はめぐるのです。先祖の祭祀は新しい初めての墓地で行うべきだと思います。新しい墓地は新しい活力が生まれると思います。
昔からの大きな墓地も無縁になり、また新墓を建て、また無縁になっておられます。こうした墓の姿を見ていますと、世の移り変わりや人間社会の喜怒哀楽が、生命のないただの石だと思っていた墓石と、深いつながりがあることをしみじみ感じさせられます。
 
考えてみれば、墓の建つ限り不思議なことは絶えないでしょう。
人が墓を見る場合、私はいろいろな見方で考えていきます。墓も人も同じだと見ていくと不思議なことがわかります。
足のかかとで歩く人は、いつも後頭部にひびきますので脳が休まらないのです。足の指先に力を入れて歩く人は後頭部を刺激しないので、頭が疲れません。後頭部を刺激することは精力にも関係があります。昔遊廓では枕が高くしてあったのもそのためです。
図のように石碑の裏側に木の根がのびていたり、墓が後に傾かないよう石を入れたり、コンクリートがしてある家庭は、極度のヒステリーや頭に障害がある人、精力的に強い人が不思議に多く出ています。墓の背後が、谷や断崖になっている家も、墓がいつ後ろに倒れるかわからない家も家庭が不安定です。
石碑の代わりに木標を立て、二年以上石に替えない家は何事も中途で挫折する家になり、万事うまくいきません。木標は未完成の型だから、何をしても未完成の家になります。何代も続く家は自ずと吉相の墓が建っています。  代々墓石にさわらなくてもよい形の墓を一本建てた家は、墓にさわる人が生まれなくなる家庭になっています。


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